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通訳者あるある ①勉強に使った時間を返して!

通訳者として依頼者のニーズに応えるためには、まずは絶えず勉強を続けることが不可欠です。

当たり前の話ですが、通訳者同士でこの職業の悩みを語り合う時によく出るのが、

「事前資料を隅々まで勉強したのに、カットされた!勉強に費やした時間、返してほしい!」

これに似たようなケースがあります。例えば、

「資料を読み込んだのに、会議がキャンセルされた!」

あるいは、

「勉強したのに、当日は使わない過去の古新聞だった!」

などなど、どの場合も「あの時間を返してほしい!」ということ、そして話の相手も頷いて、

「分かる分かる、あの時間もったいないよね!」と必ず共感するのです。

 

資料だけでは理解に不十分な場合は、補足としてネットなどのリソースを使って研究にかけた時間も考えると、

確かにその時は不満が募る話なのは分かりますが。

でも実は、「その勉強した時間は決して無駄になってない!」と私は強く思っています。

 

なぜかと言うと、通訳の最中に、参加者のふとした言葉で本題から大きく逸れて

深い技術的なディスカッションに発展したりするケースがよくあります。

「あ、ヤバイことになったわ。。。でもなぜだろう、この話。。。知ってる!?」

不思議なことに適切な用語がちゃんと出てきて、路線から外れたトピックスでも対応できちゃう

ことが非常に多いと感じます。いつ、何の勉強した時だったかまで、思い出せちゃう時もあります。

 

ですから、会議がキャンセルされた、議題が飛ばされた、資料が差し替えられた、などの理由で

勉強に費やした時間が無駄になったと思っていたあの勉強は、

そんなピンチな時に意外にもちゃんと役に立ち、報われるんですね。

 

この通訳者あるあるを見て、あ~、あるある!と思った通訳者さんは、

時間が無駄になったと感じたその時は、確かにフラストレーションの元になりますが、

どの勉強でも、決して無駄なんかにはならない!と信じて、いつも意欲的に、

前向きに勉強を続けていただけたらと思います。

 

実はね、今日も、ちょうど資料の読み込みが終わったところで、会議がキャンセルされました。笑

 

さてと、次なにを勉強しようかな。。。

 
スタッフの成長

年に2回企画している設計部の教育訓練、大手自動車メーカーで設計者として働くスタッフが、

今回は22名が集まって実施しました。

 

今回は「新入社員が設計開発に携わる上で事前に身につけておくべきスキル」をテーマに、

経験に基づいた現場目線で意見を出し合って話合う、というものでした。

自動車の設計といっても、何万点という部品を沢山の組織に分かれて作り上げていきますから、

参加者にとっては色々な製品や職場環境の情報も収集できる交流の場にもなっています。

 

テーマから少々外れた話で盛上がっているグループもあって、若手とベテランがいい雰囲気で過ごせました。

また新卒で入った人達が自分の担当している業務について発言している姿を見ると、

いつのまにか立派な設計者になったんだなと感じることもできました。

新卒当時は報連相もできない、自分から意見を言うこともできなくて先輩から多々指導されていた人が、

グループの雰囲気を盛りあげようと周囲に積極的に話しかけていたのが、特に印象的でした。

いつのまにか同僚や職場環境から、自らの意志で必要に応じたビジネススキルを吸収してきたのかな

と思うと頼もしく感じます。

 

皆、各々が担当する勤務先で活躍していますので、社員同士の関係が薄れてしまう懸念があります。

そのため私達の会社では、少人数で栃木県内を中心に事業展開をしていることを利点として、

スタッフ同士でのイベントや交流の場を増やしていこうと考えています。

 

 

 

 
ターボ全開の集中力

テレビを付けると、技術通訳者のジェイさんが下町工場を紹介するレポーターとして出演していました。
彼女はアメリカ人の通訳翻訳者として働いていますが、恐ろしく流暢な日本語で休日はスポーツ、文化活動でも大活躍しているようです。
と言うか、各団体から引っ張りだこの人気者なんですね。そういえばプロの縄跳びパフォーマーでもありました。

この間もメールをもらいましたが、完璧な日本文で返信には気を使いました。笑

人間、どの分野でも成功、輝いている人は、人生の中での一時期、好きな物に出会い、だからターボ全開で集中力を発揮してそれを極める境地に至ったのでしょうね。 
努力する人も、それを大好きで取り組んでいる人には敵わないと聞いたことがあります。ジェイさんもはじめ英語を教える仕事で来日して日本文化に興味を持ち、日本大好きになり必死で日本語を勉強したそうです。

 

会社の各部所に分野の違うエンジニアが在籍していますが、例えば機械設計のエンジニアでも、中途で研修生としてCAD設計を学び始めた文系出身者が、技能で工業系出身者を凌駕してしまうことがままあります。
そのような人はやはり大好きになって昼食中もオニギリを食べながら貪欲に画面を見ている姿を見かけます。

好きでなければ集中力は湧かないですよね。と凡人の私も思います。
 
こと仕事については適職を見つけることが一番ですし幸福ですね。同じ人生なんですから。

 
異文化だから と言うけれど

かれこれ20年前になりますか、法人向け語学研修を受講た時の事。

日本人ビジネスマンがアメリカ人と力のないフニャフニャした握手をして、君はやる気があるのか?と困惑される。そんな件が異文化セミナーとの初めての出会いでした。欧米人はガッツリ強く握って意思表示してきますから。

そのほか、近い対人距離、アイコンタクトなんていろいろあって生かじりの私にもその後のビジネス人生に役に立ちました。

 

東南アジアなどの工場で現地の社員を人前で叱責しては絶対にいけないということは、今は普通に駐在員マニュアルに書かれていますが当時はまだまだ未知の領域でした。

今も異文化セミナーは進化してますが、「搔い摘んで内容はどんなものですか?」「例えばウチの業界では何が問題ですか?」とあまり具体的に聞かれると返答に詰まる時があります。

ただ世界情勢の変遷の中で起こりうる問題、取り上げる題材や部品は変わっても海外に於いては常に異文化と向き合う姿勢と理解を深めようとする努力を怠らない事というしかないようです。

当時異文化セミナーと一括りで呼ばれていた商品も今は異文化理解、危機管理、危機回避、ロジカルコミュニケーション、と派生を含めて多岐にわたる内容になりました。

 

最近では海外工場での労働争議の原因を検証する上で異文化学となって使われています。

アーネストエキスパートサービスからも専門のソリューション会社にスタッフを出向させていますが、やはりその内容の究極の原点と理念も“異文化を理解する姿勢”と言えるでしょう。

 

私たちの身近な所では、インバウンド、外国人学童の増加、留学生、日本語学校の生徒の増加と、ケースを数えたらきりがありません。コンビニの店員さんもPTAの父兄も普通に外国人ですから、みんな異文化の真っ只中にいるわけです。

 

異文化学も社会で一般化すると、多くの行き違いの「ハテナ?」が解決されるかもしれません。

 

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