こんにちは。受付スタッフのYukiです。
今回は、ある面白い現象を分析していきます!
Youtubeで「関ジャニ 英会話」を検索すると、いくつか動画がでてきます。
多くは『英会話伝言ゲーム』を取り上げた動画です。
これはTV番組『関ジャニ∞クロニクル』のコーナーの一つでした。
(現在は番組放送時間変更とともになくなってしまったようです)
英語のネイティブスピーカーと日本人(関ジャニ∞メンバー)が交互に並び、よく使われる英語フレーズを伝言していきます。
最後のメンバーが正しく伝言フレーズと意味を答えられたら成功です!
私は大学の授業でこの動画が取り上げられて見たのが初めてだったのですが、未だに何度見ても笑えるのです……!(笑)
何がそんなに笑えるのかというと、関ジャニメンバーである横山さんの「空耳」が驚異的なのです。
英語が苦手な横山さんは日本語に空耳してしまうことがしばしばあるようでした。
もちろん動画そのものも面白いのですが、折角なので見方を変えて考えていきたいと思います。
ある回で、“Is it possible to return this?”というフレーズがお題になりました。
(▼https://www.youtube.com/watch?v=mmw2FPrJ2Co&t=577s この動画の後半です!)
商品を返品したいときに使えるフレーズです。これを横山さんは次のように聞き取ります。
「パスポート取りたいんです」
……なぜ、彼にはそのように聞こえたのでしょう?
確かに「パスポート取りたいんです」だと思って聴くとそれにしか聞こえなくなりますが(笑)
恐らく、聞こえたままの発音・イントネ―ションの印象で捉えた結果、そして、単語や文法が分からなかったために、無意識に自分が分かる日本語に当てはめて聞き取ってしまったのではないでしょうか。
ただ、耳は良く、かつそれを再現する能力には長けているのだと思います。
例えば、空耳したフレーズが「パスポート取りたいんです」という日本語にはなっていても、発音・イントネ―ションは聞いたまま話しているので、「パスポート」の前に小さく「ィズ」とつけています。
「ィズ」の音を小さく発音したのは、実際の英語でも“Is it”がごく小さくしか発音されていなかったからだと考えられます。
この部分は文中で重要な部分ではないため、発話時はかなり音が落ちる部分になります。
また“possible to”が「パスポート」に聞こえるのは、この単語がカタカナではよく「ポッシブル トゥ」で表せるものの、実際には「パ」に近い「ポ」であることと(※)、アクセントがここにつくために以降の“ssible”が強く発音されずそのまま“to”(同じく弱い発音)に繋がっているからかと推察できます。
このように、英語の空耳を分析すると、普段ネイティブがどのように発音しているのかが分かることがあります。
他のフレーズの回も是非ご覧になって、「どうしてそう聞こえたのか」を自分なりに考えてみると面白いかもしれません:)
(※:この時の発話者がアメリカ人であったためにそのように聞こえた可能性が高いです。イギリス英語では“‘ポ’ッシブル”です。)
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