こんにちは。受付スタッフのYukiです。
今月の話題を始める前に、前回の私の記事『身近な“かばん語”』の最後で出題したミニクイズの答えです。
かばん語に含まれるInstagramの元となった単語は、instant(即時の)とtelegram(電報)でした。
私は”電報”というと文字を連想してしまうので、写真投稿SNSに当てるとするといまいちしっくりこないのですがどうでしょう……汗
皆さんの答えはいかがでしたか?
さて本題ですが、今月も先月に引き続き、アリスの世界からのご紹介です。
英単語にLITERALLY、というものがあります。皆さんもご存知の通り、これは「文字通り」という意味ですね。
アリスの世界の住人は、しばしば言葉を「文字通り」受け取ります。
その結果アリスとすれ違いが起きたり、話がおかしな方向へ行ってしまったりするのです。
これも作者キャロルの仕掛けた言葉遊びの一つです。
一つ例を挙げると、
“──’Just look along the road, and tell me if you can see either of them.’
‘I see nobody on the road,’ said Alice.
‘I only wish I had such eyes,’ the King remarked in fretful tone. ‘To be able to see Nobody! And at that distance too!’──”
これは、『鏡の国のアリス』中、森の中でアリスが白の王様と出会った場面です。
アリスの言ったI see nobody. (誰も見えないわ。)を、白の王様はI see Nobody. (“誰もいない”さんが見えるわ。)と肯定文の「文字通り」に解釈したようです。
日本の同音異義語を使った洒落とはまた違う言葉遊びかな、と思います。
こういった「誰も見えない」や「何もない」といった表現を用いるとき、英語では二通りの表現の仕方があるかと思います。
先程の例で言えば、
①I see nobody.
②I don’t(can’t) see anybody.
この2つはどう違うのでしょう?
ネイティブに伺うと、一つの考えとしては、nobodyやnothingなどの否定語は単なる「ない」事実を表したいときに、not+anybodyやanythingは、「ない」事実に「がっかり」のようなマイナスの気持ちを伴わせたいときに使う、というものがあるようです。
つまりアリスはこのとき、ただ聞かれたから事実を言った、ということになりますし、もしそこに「誰かいるかも、いて欲しい」と期待があったなら、「なあんだ」と②のように言ったのかもしれません。
意味としては同じなのに、使う状況の自分の気持ちによって変えるのは面白いですね。
私達が英会話で使うときにも参考になりますし、小説などの文章中で見つけたときは、「ああ、この人、がっかりしたのかも」と予想できます。
レッスンで使えそうな場面があったら、是非思い出してみてください^^
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